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吉野 圭さん
横浜市青葉区在住
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今月のおしゃれ生活は、あざみ野で和文化のしつらい「四季折々の会」を主宰されている吉野圭さんにお話をうかがいました。
「しつらいとは、季節や行事にあわせて調度品を整えるおもてなしのことで、私どもの会ではお正月・雛祭り・端午の節句・七夕・お月見(重陽)の五節句を中心に、日本の行事を学び楽しんでいます。節句の意味や背景を知り、野菜や果物、山野草、道具などを使って、その節句の室礼(しつらい)をいたします。そして和菓子とお抹茶をいただき、和やかなひと時を楽しみます。 |
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欧米志向が高まっている一方で、日本文化や和物がファッションやインテリアにおいて見直されているようですが、逆に節句などは、子供が大きくなると関心が薄れてくることはありませんか?実は私もその一人でした。仕事を通して和のしつらいと出会い、こんな素敵な文化が日本にあるという事に改めて感動し、『素晴らしい日本の行事をもっともっと伝えていきたい』と活動を始めました。 |
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「四季折々の会」では若い方向けの教室も開講準備中です。とりわけ若い世代のお母様に興味を持っていただき、日本の未来を担う子供たちにぜひとも伝えていってほしいと思います。節句の度に『飾らないと。しまわないと。』と堅苦しく思わずに、季節ごとに咲いている花を飾ってみたり、端午には親子で兜の折り紙を折ってみたりと、身近にあるもので気軽に季節や行事を感じていただくことでも充分節句の心を楽しめるのではないでしょうか。
美しい日本ならではの和文化をどうぞ忘れることなく、ご自身で、またご家族で楽しんでいただきたいと心から願い、これからもしつらいの輪を広げていきたいですね。」 |
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